観光庁が17日に発表した今年8月の主要旅行業63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が6944億8608万円で前年同月比6.0%減だった。国内旅行は同4.5%減の4201億9708万円、海外旅行は同8.7%減の2692億179万円だった。国内、海外旅行ともに前年を割り込んだ。外国人旅行は、総取扱額では好調が続き、同21.2%増の50億8721万円だったものの、募集型企画旅行では取扱額、取扱人数ともに前年実績を割りこんだ。
国内旅行は57社中42社が前年割れの結果となった。全社合計は前年実績を超えた7月とは一転し、前年を割り込んだ。
海外旅行は、依然低調が続く。「燃油サーチャージの値上げにより海外旅行需要が落ち込んだため」と観光産業課。
外国人旅行は5カ月連続の2ケタ増となった。
旅行商品ブランドの取扱額は、同5.9%減の2456億6114万円。このうち国内旅行が1.9%減の1505億4040万円、海外旅行が11.7%減の948億3356万円、外国人旅行が4.8%減の2億8718万円。取扱人数は国内が2.7%減の554万3362人、海外が20.8%減の43万2390人、外国人が4.4%減の1万7138だった。