鉄道旅客協会は7日までに、加盟旅行業13社の今年3月の取扱額をまとめた。それによると、総取扱額は前年同月比3.8%減の2943億4717万円で、前年を上回ったのは読売旅行(1.9%増)とJTBトラベランド(0.2%増)の2社にすぎない。
国内旅行は1.5%減の1753億379万円だった。前年を上回ったのは東武トラベル(5.3%増)、読売(4.7%増)、JTB(2.8%増)の3社のみ。2ケタ減の業者はないものの旅行需要の冷え込みが気になるところだ。
海外旅行も7.5%減の1132億427万円と低迷。4社が2ケタ減を強いられ、海外に強い阪急交通社も9.3%減となった。
外人旅行は前年並みの43億315万円。2月も伸び率はそう高くなく、これまでの増加基調から見ると、ここ2カ月は低位で推移している。
この結果、昨年4月からの累計は総取扱額で前年同期比0.3%増の3兆6545億4543万円となった。この時点で前年実績を上回っているのは阪急交通社やJTB、JTBトラベランドの3社。国内旅行は1.3%増の2兆1965億4080万円、海外旅行は2.3%減の1兆3798億9073万円、外人旅行は31.8%増の582億1051万円。