鉄道旅客協会が2日に発表した主要旅行業12社の旅行取扱額は、総取扱額が前年同月比20.4%増の2631億1588万円だった。内訳は、国内旅行が同3.5%増の1542億3469万円、海外旅行が同60.3%増の1023億5246万円、外人旅行が同32.0%増の48億1618万円。
国内旅行は、12社中、東武トラベル、農協観光西鉄旅行を除く9社が前年実績を超えた。
海外旅行は全社が前年超えした。昨年6月は5月に続き新型インフルエンザの流行の影響を受け、主に海外旅行が低調だったことから、各社前年に比べ取り扱い額が増大した。
外国人旅行は、取り扱い11社中9社が前年を上回った。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比10.6%増の7355億7695万円だった。このうち国内旅行は同3.0%増の4472億8937万円、海外旅行は同26.5%増の2675億3729万円、外国人旅行は同16.8%増の158億3498万円で、全分野とも前年を上回っている。
国内旅行の累計額が前年を上回っているのは、ジェイティービー、日本旅行、近畿日本ツーリスト、トップツアー、名鉄観光サービス、京王観光、読売旅行、日本通運、阪急交通社の9社。