三重県旅館ホテル生活衛生同業組合(伊藤正司理事長=鹿の湯ホテル)は6月3日、同県志摩市のシーサイドホテル鯨望荘で総会を開き、役員改選で新理事長に木村圭仁朗氏(磯部わたかの温泉・福寿荘)を選出した。木村新理事長は旅館・ホテルの耐震問題について、診断や工事に要する資金の助成を行政に求めるなど、今後の活動方針を述べた。
木村新理事長は「われわれ業界を取り巻く経営環境は大変厳しく、新たに耐震問題が大きな課題として出てきた。このような中、今こそ業界の団体力が問われている。全旅連、日本旅館協会と一つになって、耐震診断、耐震補強工事に要する資金の助成や補助を行政に要望していきたい」「青年部でも親会と連携した活動、その他朝ごはんプロジェクト、旅館甲子園など業界を元気にする取り組みをさまざま行っている。われわれも協力しながら組合全体の活性化につなげていきたい」と述べた。
今年度はホームページでの情報収集と発信の充実、業者部会会員との親睦と情報交換、青年部災害支援対策委員会による災害支援や避難訓練の実施—なども進める。
木村新理事長