一休は本年度中に中国語サイトを開設し、中国人インバウンド事業に参入する。また中国を含むアウトバウンド(海外旅行)事業の展開も視野にいれる。
3月29日、中国で航空券・宿泊予約事業を行っている「快楽e行グループ(従業員数約200人)」を統括するETモバイルジャパン(東京都千代田区、何同璽社長)の発行済株式の約4.5%を1億7200万円で取得すると発表。ETモバイルジャパンは中国現地法人の快楽e行グループでネット旅行事業を行っている。今回の出資を、中国を中心とする海外進出への足がかりとする。
快楽e行グループは05年12月に中国全土を対象に航空電子チケットの販売を開始。06年6月には同様にホテル宿泊予約サービスを始めた。中国のネット旅行業界における09年第3四半期の同社シェアは、「Ctrip」「eLong」「Mango」「China Telecom 114 Center」に次ぐ5位。
ETモバイルジャパンにはJTBグループも出資している。