リコー(東京都中央区)は13日、7カ国語対応の多言語通訳サービスを開始した。旅館ホテルや小売店など、訪日外国人が多く利用する施設・店舗への導入を勧めている。
導入施設・店舗がiPadを用意し、従業員が専用アプリで言語を選択。契約通訳会社のオペレーター(通訳者)に接続し、施設・店舗の従業員と外国人、オペレーターの3者で会話する。
対応言語は英語と中国語、韓国語、タイ語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語。サービスは、タイ語とロシア語が平日午前9〜午後6時、その他の言語は24時間365日提供する。
料金は使い放題の「定額制」と時間課金の「従量制」を用意。一部サービスコースには、iPadが故障して使えなくなった時の「バックアップ用電話通訳サービス」を盛り込んでいる。
この通訳サービスについて同社は「自社のテレビ会議システムのプラットフォームを活用しているため、回線品質が高く音声や画面が明瞭。身振り手振りや資料などを指し示しながら会話できるので、利用者が理解しやすい」(広報室)と特長を説明する。
問い合わせ先は、リコーテクニカルコールセンターTEL0120(892)111。