マイステイズ・ホテル・マネジメント(東京都港区)は、霧島国際ホテル(鹿児島県霧島市)の運営を受託し、1日に新規開業した。ダイワボウホールディングス傘下の繊維メーカー、大和紡績(大阪市)の子会社が同館を運営していたが、施設の老朽化、コロナ禍での業績低下などにより5月20日に営業を終了。閉館の予定だったが、マイステイズが運営を引き続き、ホテルの名称を変更せず営業を再開する。
同館は霧島錦江湾国立公園、霧島地域の麓に広がる霧島温泉郷で「湯けむりとにごり湯の宿」として開業して以来、50年の歴史を有する。8階建てで、客室は洋室、和室、和洋室、バリアフリールームなど全165室。白濁露天風呂「白紫」や森林露天風呂「霧乃湯」、ひのき風呂や天然温泉蒸し湯など、さまざまな種類の浴場を備える。「同館を新規運営受託するに当たり、これまでご好評いただいてきたホテルの魅力を生かした改装を予定している。ご愛顧いただいてきたお客さまにまたお越しいただけるよう、より幅広いお客さまにもご利用いただけるよう努める」と同社。
マイステイズ・ホテル・グループは「ホテル・マイステイズブランド」やフルサービスの「アートホテル」ブランドのほか、リゾートホテルや温泉旅館などを「マイステイズコレクション」として、全国で18施設を運営。国内の運営総数は100棟を超える。
霧島国際ホテル