ホテル木暮(群馬県伊香保温泉)は10日、館内に110平方mのシガーラウンジ(喫煙室)を開設した。ロビーラウンジの全面禁煙化に伴うもので、「喫煙者と禁煙者の両方に好評を得ている」という。
広々とした室内は、喫煙者を疎外するのではなく、優雅に、人目を気にせずゆったり喫煙してもらうための配慮をしている。外光を大きく取り入れたり、北欧チェアーを置くなどして、落ち着いて喫煙できる雰囲気を作っている。
健康増進法の施行で、旅館など公共施設は他人のタバコの煙を吸わされる受動喫煙の防止が義務付けられた。ただ、大規模旅館におけるロビーラウンジの全面禁煙化は現実的に難しいとされている。同館の試みは分煙化推進に向けての好事例といえそうだ。
新設されたホテル木暮のシガーラウンジ