日本政策金融公庫の生活衛生関係営業の景気動向等調査(7~9月期分)では、各業界の特徴的な経営取り組み事例を紹介している。ホテル・旅館の事例は次の通り。
「温泉むすめキャラクター『飯坂真尋』の等身大アニメパネルを館内に設置したり、真尋グッズ(タオル、キーホルダー)の販売を行うなど、温泉PR活動を実施し観光客の増加に努めた」(福島県)。
「インバウンド向けの外国語対応予約サイトを開設し、海外の観光雑誌やネットで広告・宣伝するとともに、国内客向けには、ショッピングモールや区役所等で周知した効果が出ている」(千葉県)。
「広間の仕切りを増やし、食事どころと宴会場として併用することで稼働率を高めている。また、離れの客室稼働率を高めるために、ペット同伴宿泊ができるよう改装を計画中」(三重県)。
「人事制度や就業規則、職場環境等を継続的に改善した結果、社員の退職者3年連続ゼロを達成した」(滋賀県)。
「集客効果を高めるため、客室と大浴場の改修工事を実施。また、人手不足解消とインバウンドに対応するため、外国人労働者を新たに雇用した」(福岡県)。