ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜、6月17日開業
ハワイ・オアフ島の名門ホテル「ザ・カハラ」。その名を冠した新たなラグジュアリーホテルが6月17日にオープンする。場所は神奈川県横浜市のみなとみらい地区で、名称は「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」(全146室)。県で初となるラグジュアリーホテルで、宿泊単価は7~8万円を予定する。カハラの海外展開は世界に先駆け日本が初となる。また、隣接する完全会員制のリゾートホテル「横浜ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾート」(全138室)も同時オープンする。
「ホテルのブランドや、格式だけに捉われずに、ホテルの本質が何かを体感できる文化体験や、サービスを提供する」と同館。江戸時代末期に開港され発展を遂げた横浜には、開港からの歴史が感じられる建造物などが多く残されているが、こういった素材を用いたアクティビティを体感できる数多くのオプショナルツアーを用意する。横浜を開業の場所に選んだ理由もここにある。
例えば、横浜槇葛(まくず)焼を鑑賞できるツアーを用意する。槇葛焼は、明治時代に開港間もない横浜で誕生。世界各地の万国博覧会に出品され有名になった。当時、「外国人が横浜に来遊するや、旅館に着くよりもまず人力車で槇葛の工場を見るのが例であった」と言われるほどの人気を博したとされる。
このツアーは、横浜市内にある「槇葛ミュージアム」を貸し切りとした上で、館長自らが名品の数々を案内する。2人から催行し、最大10人まで。予約はコンシェルジュデスクで受け付ける。
他にも、横浜の100年企業である「大倉陶円」で、究極の美術食器の世界を体験できるツアーや、横浜で生まれ育ち、世界的に高い評価を受けるSHO(書)アーティスト、末廣博子氏による書道アートが体験できるツアーなどを用意する。
外観(イメージ)
横浜槇葛焼