女性下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京都中央区)は17日、月岡温泉(新潟県新発田市)の源泉と粘土鉱物を使った「温泉加工」を施した「温泉インナー」を全国発売する。同社によると、未加工製品と比べ、温かさと保湿性に優れるという。
温泉水やガスによって岩石が変質してできた泥(粘土)に含まれる粘土鉱物「スメクタイト」は、高い吸湿発熱性を持ち、加工済みの下着を着用すると発熱して温かさを確保する。同社によると、未加工に比べて最大3.1度、平均でも1度前後高いことが分かった。
さらに、硫黄含有量の高い同温泉の源泉が、生地を柔らかくしっとりした肌触りに仕上げ、冬の乾燥から皮膚を守るという。
アイテムは、5分袖トップ、8分袖トップ、6分丈ボトム、9分丈ボトム、ネックウォーマーの5種類。カラーは同温泉をイメージさせるエメラルドのほか、ネイビー、ベージュを用意している。