海外の旅行業者、メディアと日本の旅館・ホテルや運輸業者、観光協会などとによるインバウンド商談会「ようこそジャパン・トラベルマート08秋」が10月23、24日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開かれた。VJCの一環で、観光庁や日本旅行業協会(JATA)などが主催する。VJC効果で訪日旅行客が増え続けるなか、会場も盛り上がりを見せていた。
35カ国・地域から287人の海外バイヤーが参加し、日本側から393の企業・団体が出展。今回、海外バイヤーについては招請者以外の参加も認め、ビジネスチャンスの幅を広げた。商談は、出展者と海外バイヤーから事前に希望を聞いて2日間で最大28回の組み合わせを設定し、効果と効率を高めた。
本部と首都圏、東京、北陸の3支部が出展した日本観光旅館連盟。中村義宗専務理事は「VJCが行き渡り、海外バイヤーの目つきが昨年とは全然違う。みんな目的を持ち、新しい情報をつかもうと真剣だった」と話した。一方、出展者の日本ホテル協会は「円高を不安視する声が多かった」と今後のインバウンド客の情勢を気に掛けていた。
日観連のブース