アジア・インタラクション・サポート(愛知県名古屋市)は、インターネット上で計2300人のタイ人を対象に「タイ人の訪日に関する意識調査」を実施し、その結果を8月26日に発表した。期待する体験・アクティビティは「自然体験」(63%)がトップで、2位が「観光列車」(59.3%)、3位が「温泉、旅館」(54.5%)となった=図。
タイ人に人気の観光地ランキングでも得票の多かった「富士山」「白川郷」「河口湖」「上高地」に代表される日本の自然体験を期待するタイ人が多いと考えられる。また近年、観光列車の人気が上がっており、特に「嵯峨野トロッコ列車」などの認知度が高い。JR九州の観光列車人気や「只見線」など絶景が見られる鉄道も人気。温泉、旅館は特にリピーターに強く支持される傾向にある。
回答者の訪日回数別に見ると、訪日回数が増えるほど「観光列車」や「温泉、旅館」の項目が増加しており、リピーターに非常に人気の高い体験・アクティビティだということがうかがえる。
一方で「着物体験」「料理、酒作り」「アニメ聖地巡礼」などは訪日回数が多くなるほど期待値は落ち着く傾向となっている。
調査は日本旅行に関心を持つタイ人を対象に2月8日~3月15日に実施した。