常磐興産(いわき市、斎藤一彦社長)は11年夏をめどに、スパリゾートハワイアンズ敷地内に、地上12階建て、客室数125室、500人を収容するホテルを建設する。宿泊施設の慢性的な飽和状態の解消と利用客の宿泊希望にこたえるのが狙い。新中期経営計画(09〜11年度)に盛り込んだ。総投資額は55億円を見込んでいる。
同社によると、スパリゾートハワイアンズの宿泊客数は07年度で38万8千人。既存の3施設(計約400室、約1700人)は慢性的に込み合っているという。宿泊の希望も多いことから新ホテルの建設に踏み切る。
「温泉とハワイをモチーフにした」(同社)新ホテルは宿泊棟(延べ床面積1万700平方メートル)と温浴棟(同800平方メートル)で成り、二世代、三世代ファミリー層をコアターゲットに据える。