ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO、田川博己会長)と日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC、桑原信彦理事長)はこのほど、「インバウンドセミナー」を東京都内で開催した。JIMCはインバウンド客向けフリーペーパーを発行する企業を中心に構成された任意団体。旅行会社、百貨店、マスコミなどが参加した。
JSTO監事でJIMC副理事長の弓削貴久氏(ダイヤモンド・ビッグ社メディア・マーケティング事業本部副本部長)は、「台湾人旅行者のトレンド」と題して講演した。昨年11月に開かれた「ITF台北国際旅行展」にJIMCとしてブース出展し、現場で実際に1275人の訪問者から回答を得たアンケートの結果を紹介。訪日台湾人旅行客の傾向や特質を探った。
「日本への旅行経験」についての質問には89%が「行ったことがある」と回答。内訳は1回が15.4%、2回が15.4%、3〜4回が22.5%、5回以上が35.9%で、70%以上がリピーターだった。
「日本滞在中の交通機関」は、電車59%、路線バス19%、高速バス15%、レンタカー5%、タクシー3%、その他1%という回答結果で、訪日リピーターが公共交通機関を乗りこなしている実態が明らかになった。
「日本滞在時のインターネット通信手段」は、34%がWi—Fiのモバイルルーター、32%が無料Wi—Fi、15%がレンタルSIM、13.6%が国際ローミングと回答。「海外旅行中、SNSに旅先での情報をアップしているか」という質問には、84%が「アップする」と答えた。1日のアップ頻度は1〜2回が44%、3〜5回が27%。5回以上が25%で、SNSを通じたクチコミの重要性が浮き彫りとなった。この背景の一端について弓削氏は「日本のフェイスブック(FB)人口は2200万人で、総人口の17%。一方、台湾のFB人口は1600万人で実に総人口の67%に上る」と解説した。
また「日本旅行に行く際によく利用する旅行会社」について聞いたところ、1位雄獅旅遊、2位東南旅行社、3位燦星旅遊網旅行社、4位ezTravel、5位五福旅行社、6位大興旅行社、7位山富国際旅行社、8位創造旅行社、9位JPTIP、10位鳳凰旅行社、11位大栄国際旅行社、12位信安旅行社、13位廣徳旅行社となった。
「日本旅行で体験してみたいことは何か」という問いへの回答は、温泉・旅館が25.5%、伝統文化体験(浴衣・茶道など)が21.8%、食事が18.1%、遊園地・テーマパークが14.9%などとなった。
講演する弓削氏