KNT―CTホールディングスのグループ会社であるクラブツーリズムは、同社の最上級ブランド「ロイヤル・グランステージ」で使用する高級バス「ロイヤルクルーザー四季の華」の最新車両「碧(あおい)号」を4月から関西で2台導入するのに合わせて、3月22日にシェラトン都ホテル大阪(大阪市天王寺区)で報道関係者を対象に説明会と試乗会を開催した。
碧号は日野自動車製で、運行を奈良交通、奈良観光バスに委託。
座席数は18席(定員17人)。窓の上についていた荷物棚を取り外し、座席前にデスク型の木製手荷物置きを設置。内装は、木材を多用し、座席シートはベージュのレザーを全面貼りにし、ラグジュアリーな雰囲気を演出した。
広々とした天井と窓枠を少なくしたワイドガラスの窓が特徴となっており、車窓の景色を楽しめるよう眺望を重視した。高齢者や女性客にも使いやすい化粧台付きトイレを完備。空気清浄機能付きで、全席座席シートにコンセントとUSBポートを設置している。
関西地区ならではの展開として、同社が企画する最上級バスの旅「ロイヤルクルーザー四季の華」のほかに、関西地区では豪華貸し切りバス車両がまだ少数であることから、百貨店の外商部門や信託銀行など異業種と連携し、富裕層におすすめの旅行としてPRしていく。
ツアーには70代の申し込みが多いという。インバウンド向けには、台湾からの観光客向けにツアーを販売している。団体の貸し切りバスとしては、今後KNTと相談し検討していくという。