クラブツーリズムは19日から、東京都内での日帰りツアー「『興福寺阿修羅像』VRシアター貸し切り上演と『東大寺大仏〜天平の至宝』展」を催行する。同ツアーは凸版印刷との共同企画。凸版印刷のバーチャルリアリティー(VR)技術を使った映像作品などを通して、東京に居ながらにして奈良の国宝の細部を鑑賞し、歴史文化を満喫できる内容。
同商品は、同社が展開するテーマ型旅行シリーズの1つ、「古の文化と美しい仏像に出逢う旅」をコンセプトにしたシリーズ「寺旅」の一企画。
東京国立博物館と凸版印刷が共同で07年に同博物館資料館内に開設したシアター「TNM&TOPPANミュージアムシアター」でのVR映像作品の鑑賞と、同博物館平成館で開催中の特別展「東大寺大仏〜天平の至宝」の観覧、国立科学博物館でのランチを組み合わせた。
VR作品、興福寺阿修羅像の鑑賞は、シアターを貸し切って実施。あらゆる方向から撮影した阿修羅像の、フルハイビジョンを超える超高精細映像や、造形をくまなく鑑賞するためにすべての彩色を取り去った映像など、通常の実物鑑賞では見ることができない、VR映像ならではの映像で阿修羅像を鑑賞できる。
設定期間は11月18日までの火、水、木曜日。旅行代金は6千円。
同社と凸版印刷は同商品を共同企画第1弾と位置付け、今後もテーマ旅行とVR映像作品の鑑賞を組み合わせた旅行企画を展開していく考えだ。