寺田倉庫(東京都品川区)が運営する「建築倉庫ミュージアム」は8日、企画展「クラシックホテル展―開かれ進化する伝統とその先―」を始めた。5月31日まで開催する。
明治期の近代産業発展とともに黎明期を迎え、100年の時を超えた現役のクラシックホテル12施設の魅力を、建築図面や模型、写真、映像、椅子・テーブルといった調度品などさまざまな角度から展示する。
紹介している12施設は、日光金谷ホテル、万平ホテル、奈良ホテル、雲仙観光ホテル、蒲郡クラシックホテル、ホテルニューグランド、学士会館、リーガロイヤルホテル(大阪)、京都ホテルオークラ、山の上ホテル、富士屋ホテル、東京ステーションホテル。各ホテルの変遷、創業者やホテルを取り巻く人々の強い思いも取材し、言葉で表現、掲示している。
今回の展示に当たっては新たに1万点以上の写真を撮影し、選りすぐった35点を展示。ホテルマン6人、建築家2人のインタビュー映像も流している。7施設から貸与された椅子などの家具は、実際に触ったり座ったりして時代を体感することができる。また、クラシックホテル展の企画担当者によるガイドツアーも毎週木曜日の午後3時から実施している。
会場は建築倉庫ミュージアム展示室A(住所・東京都品川区東品川2の6の10)。開館時間は火~日曜の午前11時~午後7時。入場料は一般3100円、大学生専門学校生2千円、高校生以下千円。
クラシックホテル展