カタール航空は4月27日、MetaHumanキャビンクルーを搭載したメタバースを開設したと発表した。
ウェブサイトwww.qatarairways.com/QVerseにアクセスすると、お手持ちの電子機器にて、ハマド国際空港(HIA)のプレミアムチェックインエリアや受賞歴のあるビジネスクラス「Qsuite」およびエコノミークラスキャビンをはじめとする同社航空機内をバーチャルでご覧いただけます。また、カタールのナショナルキャリアであるカタール航空は、国際航空会社として初めてMetaHumanキャビンクルーを導入し、インタラクティブなデジタルカスタマーエクスペリエンスを提供します。
カタール航空のグループCEO アクバ・アル・バクルは、次のように述べています。「メタバースにより、物理的な境界はますます大きなスケールで取り除かれ始めています。旅行を愛する全ての人々にカタール航空の受賞歴のあるプロダクトやサービスのユニークな没入型体験を可能にするテクノロジーを導入できたことを大変嬉しく思います」
「カタール航空は、MetaHumanキャビンクルーを導入した初の航空会社となります。カタール航空は常に、お客様のご旅行体験をより良いものにするために、革新的なアイディアと最新のテクノロジーを取り入れ、導入していきたいと考えています」このメタバースは、Epic Games社の世界最先端のリアルタイム3D作成ツール「Unreal Engine」と忠実度の高いデジタルヒューマンの作成を可能にするクラウドベースのアプリ「MetaHuman Creator」を用いて開発されました。デジタルで制作された忠実度の高い3Dヒューマンモデルは「サマ(アラビア語で空を意味します)」と名付けられました。サマによるナレーションでビジネスクラスとエコノミークラスキャビンのユニークな特徴を紹介しながら、ユーザーとのエンゲージメントを通じてインタラクティブな旅行体験を提供し、新たな発見に満ちたバーチャルな旅にご案内します。