エミレーツ航空は11日、A380新特別デザイン機を公開したと発表した。
エミレーツ航空は、ドバイの最新ランドマークであり、先駆的なコンセプトやアイデアの中心地である『未来博物館(The Museum of the Future) 』をテーマにした特別デザインのA380型機を公開しました。
本特別塗装を施した1機目のエミレーツA380(登録記号A6-EVK)は、2022年5月5日にドバイからニューヨークに向けて運航されました。今後数週間にわたり、エミレーツ・エンジニアリングのエアクラフト・アピアランス・センター はさらに9機の特別塗装機を公開し、ヨーロッパやアラブ諸国の主要都市を結ぶ路線に就航予定です。
エミレーツ航空はこの特別塗装機を通じて、ドバイが目指すイノベーションハブや最先端技術の実験場としての先駆的な未来都市像への支援を表現しています。また、アラブ首長国連邦(UAE)の50年にわたる発展と進歩を体現しています。
7階建てで柱が無い『未来博物館』は楕円形をしており、「世界で最も美しい建築物」 と称されています。ドバイを象徴するデザインとなったこの博物館は、魅力的な展示や未来的な体験を通じて、世界中の人々に未来の可能性を想像させることを目的としています。建物の中心にあるリング状の空洞は、未知と未発見の知識を表現しています。
この博物館は、科学者、思想家や研究者が、サステナビリティ、宇宙空間、健康等の重大なグローバル課題に取り組み、大胆なアイデアや未来ビジョンを支援する場となります。また、スタートアップ企業や既存のテクノロジー企業が最新技術を試行および実証し、継続的にプロトタイプを発展させるための場でもあります。
特別デザインA380型機の両側面には、楕円形の博物館とともに「Journey to the future(未来への旅)」というメッセージが、約336平方メートルにおよび描かれています。アラビア文字が書かれている建物の外壁には、ドバイ首長でUAEの首相兼副大統領でもあるムハンマド・ビン・ラシド・マクトム氏による言葉が記されています。エミレーツ航空は計10機のA380型機に特別塗装を施し、今後世界各地の約30都市に運航する予定です。博物館のメッセージである「Creating a better future, now(いま、より良い未来を作る)」を世界に向けて発信します。