エアビーアンドビーは10日、新型コロナ対応の予約キャンセルポリシーを発表した。
Airbnbは、3月10日、「より柔軟な予約」を発表しました。こちらは不確定要素のある中でも、ホストとゲストがホスティングや旅行プランをキャンセルまたは延期したいというニーズを満たすために開発しているツールとプログラムの一式となります。現在、リスティング全体の60%以上にのぼるAirbnbホストはすでに、ご自身のリスティングのキャンセルポリシーとして「柔軟」または「普通」をを選択しています。そして今もなお、何百万人もの旅行者が出張、休暇、その他の目的で宿泊先を予約していることと存じます。
これらの機能強化は、ホスト(宿泊先の提供者)とゲスト(従来の形にとらわれない宿泊施設や地元の体験を求める旅行者)によって形成されたユニークなコミュニティの公正なバランスと透明性を促進することを目指しています。この度のコロナウイルス感染拡大のような危機的状況が発生した場合、ホストとゲストの双方が影響を受けます。ホストは収入源を失い、ゲストは大切な貯蓄を失います。Airbnbは双方をサポートするための一連の措置を講じています。
旅行の制限やその他の影響が広まる中、ゲストが安心して予約できるように、またホストが長期的により多くの予約を確保できるように、「より柔軟な予約」を導入してまいります。
- 柔軟な対応をしてくださるホストへの措置
Airbnbは、通常はキャンセルに伴い料金が発生するリスティングについて、ゲストの要望に応じて例外的に予約キャンセルと返金のご対応をしてくださるホストへのサポートに全力を尽くします。ホストには、プラットフォームを通じて返金を直接承認する新しいツールが用意されます。また、これらのリスティングの可視性を高めて新しい予約を促進するプロモーションを行います。最後に、2020年6月1日までの間、これらのリスティングの新規予約について、通常適用される3%のホストサービス料を免除致します。
- 旅行者向けの簡単な検索フィルター
ゲストは、それぞれのニーズならびにCOVID-19の見通しに応じて、最も適切なキャンセルポリシー(柔軟、適度、または厳格)が適用された宿泊施設を簡単に検索し予約できるフィルターを使用できます。
- Airbnbゲストサービス料の全額返金
Airbnbでは、ゲストに安心をお届けするための役割も果たしてまいります。2020年3月11日から6月1日までの間に予約した宿泊先のキャンセルをする必要があり、Airbnbゲストサービス料の返金がない場合、今後の旅行予約に使用可能な旅行クーポンとしてその料金を払い戻しいたします。
既存の予約の大半は、すでにご案内のように引き続き、ペナルティなしでのキャンセルの対象となります。予想外の厳しい状況の場合、酌量すべき事情ポリシーの対象となり、ゲストには料金の全額返金が行われます。COVID-19発生時の初期に、各国・地域の政府と保健当局によって確立された基準をもとに、特定の条件および深刻な影響を受けた地域を含められるよう、酌量すべき事情ポリシーの対象範囲を拡大しました。本ポリシーの詳細については、ヘルプページをご覧ください。
新コロナウイルス感染拡大が旅行および観光業界全体に影響を及ぼしていくことは明らかであるものの、長期的には回復すると当社は確信しています。 Airbnbは、このユニークなビジネスモデルにおける全関係者をサポートするために、できる限りのことに全力で取り組んでまいります。これらのツールとプログラムに関する詳細については、今後アップデートがあり次第、ご案内いたします。