ウィラー、低価格の高速バス路線を新設へ


マスコットキャラとともにポーズをとる(右から)村瀬、濱野、夏目、相川の各氏

マスコットキャラとともにポーズをとる(右から)村瀬、濱野、夏目、相川の各氏

 高速乗合バス「ウィラーエクスプレス」を全国展開するウィラーアライアンス(村瀬茂高社長)は、JR大崎駅西口バスターミナル(東京都品川区)と成田国際空港(千葉県成田市)、芝山町(同芝山町)を片道運賃1200円で結ぶ低価格高速バス路線を10月に新規開設する。

 4月26日、東京都品川区(濱野健区長)、千葉県芝山町(相川勝重町長)、成田国際空港(夏目誠社長)とともに開いた会見には、大崎駅西口商店会のマスコットキャラクター「大崎一番太郎(通称・イっちゃん)」と古墳の町・芝山町のはにわキャラクター「しばっこくん」も応援にかけつけた。

 昨年12月に開業した、大崎駅西口バスターミナルから成田空港までの低廉なバス路線を望む品川区の声と、地域住民の都心への日常の足の確保を望む芝山町の要望を聞いた成田空港がウィラーアライアンスに相談し、今回の新規路線開設が決まった。

 路線は、大崎駅西口バスターミナルと成田国際空港(第1・第2・第3ターミナル)を最短75分、同バスターミナルと芝山町役場(成田空港経由)を最短90分で結ぶ。片道運賃は、普通運賃が大人1200円、小児600円。席数限定のウェブ割は大人のみの設定で千円。6車両を投入し、上り下りで合計約30便程度の運行を計画している。

 ウィラーエクスプレスの全路線が乗り放題となる、訪日外国人向け乗り放題パス「JAPAN BUS PASS」も利用可能とする。

 村瀬社長は「ウィラーエクスプレスは、インバウンド客向けの自社サイトを通じて予約を受け、年間約10万人の訪日客を運んでいる。空港と都心、さらにその先の地方各地とを結ぶ路線網の拡充は今後も続けていく」と意気込みを語った。

 芝山町の相川町長は、同町内の観光スポットとして、成田空港A滑走路まで約600メートルに位置し、上空を飛び交う世界各国の航空機が一望できる「ひこうきの丘」や、航空科学に関するさまざまな資料を集めた日本初の施設である「航空科学博物館」、千葉県内で出土したはにわや古墳時代の考古遺物を展示する「芝山古墳・はにわ博物館」などを紹介。国内外からの観光客訪問にも期待を寄せた。

マスコットキャラとともにポーズをとる(右から)村瀬、濱野、夏目、相川の各氏
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