イタリアで最も権威のある旅行業界の表彰「イタリア・トラベル・アワード」の第3回受賞式が5月24日にローマで開かれ、文化を目的とした最も魅力的な旅行先に与えられる賞「ベストデスティネーション・文化部門」を日本が授賞した。
アワードは、イタリア・トラベル・アワード社が主催。旅行会社、一般旅行者のオンライン投票で受賞者を決定。今回の投票総数は2万2755人に上る。
ベストデスティネーション賞は旅行会社の投票で決定するが、過去2回はイタリアが獲得しており、外国の授賞は初めて。主催会社の最高経営責任者、ダニエレ・ディ・ジャンヴィート氏は「日本の四季の美しさや欧州と異なる独自の文化はイタリアの人々から熱烈な支持を受けている」と評した。
授賞式には、2017年3月に開設された日本政府観光局(JNTO)ローマ事務所のスタッフが出席した。17年のイタリアからの訪日旅行者数は、前年比5.5%増の12万5千人。18年1~4月累計では前年同期比13.7%増の約4万3千人となるなど、新たな訪日市場として誘客の拡大が期待されている。
JNTOローマ事務所のスタッフが授賞式に出席