浴槽、浴室などの設計、製造のアステック(横浜市)は、浴槽「選美槽」(えらびそう)の新製品「ERN」シリーズを発売した。従来のオーダーメード方式を改め、パッケージ製品として提案する。従来の選美槽に比べ大幅なコストダウンを図り、旅館・ホテルが採用しやすいようにした。
選美槽は、従来の工事と違い現場での大掛かりな工事がいらず、工期を短縮できる特長がある。浴槽のベースにはステンレスやFRPを採用。水漏れの心配がない耐久性に加え、自由な形状、サイズ設定を実現した。外装はパーツを装着する仕組み。豊かな質感を持つ木や石の自然素材を施しながら、単一素材の木風呂や石風呂よりも大幅な軽量化が可能という。
「ERN」シリーズは、数多くある選美槽の中から特に人気の高いコーディネートやサイズを厳選し製品化した。内側には十和田石を、外枠にはひのきを採用。特長は、長時間入浴にもリラックスできる形状や、浴槽への出入りが簡単にできるステップ付きなど。
外寸は1600×910ミリ、1600×810ミリ、1500×810ミリの3種がある。価格はそれぞれ69万円、63万円、60万円(税別)。
併せて同社では、大浴場の湯船に置くだけで、簡単に間仕切りができる「湯箱(ゆばこ)」も発売。ステンレス板に御影石とタイルを張り付けた。2人で簡単に持ち運べる重さなので設置も簡単。サイズは幅80×奥行70×高さ62センチ。価格は18万5千円(税別)。
この件についての問い合わせ先は、アステックTEL045(914)0026。
浴槽「選美槽」の新製品「ERN」シリーズ