韓国のアシアナ航空は8日、09年3月に開港予定の富士山静岡空港への就航を正式に表明した。同空港への路線開設表明はANAに次ぐ2社目、国際線では初めて。
玄東實常務取締役日本地域本部長は同日、石川嘉延静岡県知事を訪問。同空港開港時からソウルの仁川国際空港との間に週7便(1日1便)を運航したいと伝えた。
運航計画では、177人乗りのエアバス機(A321−200)または260人乗りのボーイング機(B767−300)を毎日1便運航する。アシアナ航空にとって日本で16番目の定期便就航地となる。
今回の就航表明で同社は「韓国人旅行客にとって、直行便の利用により豊富な観光資源を持つ静岡県を訪問しやすくなり、相互交流の活性化も期待される」と話している。
温泉地を中心に数多くの観光地を抱える静岡県にとって、韓国人インバウンド客の増加が期待できる朗報となった。