ひがし北海道観光事業開発協議会(会長=根津文博・ホテル御園社長)は4月25日、東京都品川区の品川プリンスホテルで「ひがし北海道観光素材説明会」を開いた。旅行業関係者に対してリニューアルした観光情報と写真のサイト「easthokkaido.com」(http://www.easthokkaido.com/index.html)の活用を呼びかけたほか、今年度の取り組みを紹介、ひがし北海道の観光魅力をアピールした。 冒頭あいさつした根津会長は、「4月1日に北海道観光振興機構という新しい組織が発足した。オール北海道で、道の将来を託す『観光』という産業を支えていこうという意気込みが高まっている。今年は洞爺湖サミットもある。北海道の観光振興をよろしく」と話し、ひがし北海道のPRと併せて北海道全体への送客などを求めた。
プレゼンテーションでは、リニューアルしたサイトの画面を紹介。同サイトは現在5カ国語で展開。1千枚の写真素材をダウンロードできる。旅行会社に向け素材を提供してきたが、昨年からは一般利用者にも開放。またページ上のQRコードから、イベント情報などを発信するモバイルサイトに接続できる。
道協議会は「ひがし北海道エクスプレスバス」を運行しているが、昨年度は利用目標の5千人に達せず、3500人という結果。燃油価格の高騰などもあり、今年度の運行は事業縮小も含め検討し、6月中に発表する。
同日には説明会に先立ち、商談会も実施。層雲峡や阿寒湖温泉など地域別のブースで、旅行会社らへの観光素材の説明や商談などを行った。