はとバスは15日、日本愛妻家協会(本部・群馬県嬬恋村役場)、住友信託銀行と組んで「愛妻サミットバスツアー」を企画、夫婦10組20人を招待すると発表した。「洞爺湖サミットをきっかけにエコに対する関心が強まる中、妻にやさしい人は環境にもやさしいだろうと思い、地球環境を考える啓発イベントとして企画した」と同社。ややこじつけ気味だが、危機感を持つ夫婦の関心を呼びそうだ。
この企画は9月14日限定の日帰りバスツアー。先ごろ導入した、「ツアーバスでは国内初」(同社)という低公害車(ハイブリッドバス)を使用する。
ツアーは東京から、高原キャベツの産地で、愛妻伝説を村名の由来とする嬬恋村に向かう。村のキャベツ畑で夫が妻に愛を叫んだ後、キャベツ狩りを楽しんでもらう。
同村は9月に「キャベチュー(キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ)」と題するコンテストを開いている。映画やドラマがヒットした小説「世界の中心で愛を叫ぶ」にあやかり、夫たちが絶叫する「妻にささげる言葉」を競うイベント。今回のツアーの目玉の1つだ。
車内では住友信託銀行が実施している「60歳のラブレター」の応募作品の中から、大賞受賞作品をバスガイドが朗読したり、「愛妻サミット」と題して、夫婦の倦怠感解消(倦怠感KO2)の知恵を披露してもらうなどユニークなイベントを用意。
また、参加者の中からベストカップルを選び「愛妻家大賞」を贈るとともに、抽選でナイトツアーやディナークルーズプレゼントする。
応募締め切りは8月15日。「キャベチューを行うことが参加条件」としている。
ハイブリットバス