栃木県日光市のきぬ川ホテル三日月(小高芳男会長)は15日、「三日月ガーデンスパ」を新設した。ホテル三日月グループとしては、木更津温泉「龍宮城ホテル三日月」に次ぐ規模のスパ施設となる。
地上3階、地下1階建のスパ棟を敷地内に新築した。3階部分に水着で入る屋内スパと男女別大浴場やエステ施設を、屋上には25メートルの屋外プールを設けた。地下1階から2階部分までは合計200台収容の駐車場スペースとした。
屋内スパには一周100メートルの巨大スパ、ウォータースライダー、5種類のサウナなどがある。
平日入場料は大人が1500円、子供が1千円。同入場料でホテル内の浴場施設の入浴も可能。33種類のスパと風呂を楽しめるようにした。
同日、地元関係者、取引先など約600人を招いて開いた完成記念式典で小高会長は「千葉県で営業展開してきたホテル三日月グループだが、昨年9月から鬼怒川温泉にお世話になっている。夏休みに間に合うように開設したスパが、地域の活性化に役立つものと信じている。地域の皆さんの役に立つホテルになりたい」とあいさつした。
斎藤文夫日光市長は「鬼怒川温泉の再生事業で、行政はこれまで32億円を投じて、鬼怒川温泉駅前の整備事業など地域活性化の基盤づくりを行ってきた。まちづくりに終わりはない。敬意を表する」と祝辞を述べた。
本多利夫・前鴨川市長、八木澤勝久・鬼怒川・川治温泉観光協会長、船曳冨士男・鬼怒川・川治温泉旅館協同組合副理事長らも来賓として出席した。
ガーデンスパの屋上プール