複数の販売先を一括で管理
シーナッツが提供しているTL―リンカーンは、旅行会社とOTAからの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるもの。導入施設は約5100軒で、対応販売先は旅行会社、OTAを合わせて141社。導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点が評価されている。
「コロナで集客が厳しい状況にある宿泊施設から、TL―リンカーンを使えば、複数の販売先を一括で管理でき、かつ、手間なく販売先を拡大できると評価されている」と山田英樹社長。併せて、共通在庫サービスも好評という。このサービスはTL―リンカーン上に部屋とプランを作成するだけで、提携先の販売先がその時の状況を確認してから販売する仕組みのため、オーバーブックの発生がない。
また、部屋と料金の管理が容易になるため販売先を追加するケースが顕著という。中には30程度の販売先を登録している施設もある。
機能面ではこの3月から、電話などで受けた自社予約の情報をTL―リンカーンに直接登録する機能を付与した。それまで、自社予約の情報はPMSに入力してもらっていたが、TL―リンカーンで管理をしたいという要望に応えた。これにより自社による取り扱いなどの統計データはTL―リンカーン上で簡単に分かるようになった。
シーナッツが自社に設けているコールセンターの充実も特徴。365日稼働し、午前9時から午後9時まで対応するほか、月に複数回、新しい担当者向けや、新機能の操作方法を紹介するオンラインでの活用セミナーの評価も高い。「無料なので気軽にご参加を」と山田社長。