◆連泊の予約を獲得するために検討すべきこと
空港も駅も外国人旅行者の姿が目立ち、ようやく旅行者が戻ってきたと日々実感している。一方、人手不足の問題は深刻であり、人口減少が続く日本において労働力を確保することが最重要項目になりつつある。
言うはやすしだが、▽効率よく、高単価のお客さまを集客する▽1泊から連泊を増やし、チェックインと清掃の回数を減らす―など、いろいろと検討されているかと思う。
コロナにより、テレワーク、ワーケーション、地方移住OKなど、新しい働き方も定着し、全ての業種が当てはまらないが、自由な働き方を選択できるようになった。
そのような状況で、ホテル、旅館に連泊して滞在を楽しみたいと思う人もコロナ前より増えているのではないかと考えている。
連泊の予約を獲得するために、公式サイトで行う四つのポイントを紹介する。
(1)滞在(過ごし方)をイメージさせる
↓具体的なターゲットを想定し、どんな滞在ができるのかをサイト上で紹介する。
(2)食事を魅力的にする
↓2泊で朝食2回、夕食2回の場合、可能であれば、朝食は和食と洋食の2パターン。夕食は郷土料理とお客さまがメイン料理を選べる料理長厳選料理などを用意する。周辺に飲食店がある場合は、1回はホテル、旅館で夕食を食べ、もう1回は外に食べに行く。その他、食事の提供場所を変える、初日はレストラン、2日目はテラスなど。
(3)周辺のアクティビティを紹介
↓季節により体験できること、新しい観光スポット、その土地ならではの体験などを紹介する。
(4)連泊特典を検討する
↓連泊することで得られる特典、エステの割引、サウナ1時間貸し切り、館内利用券プレゼントなどが弊社のお客さまの事例だ。
連泊を増やすために連泊の魅力をサイトで紹介し、予約を増やした事例を紹介する。
https://www.islandnagasaki.jp/persona_family_3days/
不確実性が高まる現状で、何が正解かは、やってみないと分からないが、アフターコロナの消費者はROIを求める傾向が強いといわれている。費用対効果が高いことは決して、良いものを安く提供することではなく、良いものを高く提供し、それを価値があるものだと感じていただけるようにする。マーケティング力が試される。
(コレリーアンドアトラクト代表取締役)