デジタルマーケティングの施策として、お薦め機能について紹介する。
◆Google My Businessの動画
Google My Businessの管理画面から動画を投稿することができる。秒数は最大30秒。英語サイトで使っている動画を編集して投稿する。時間は最大30秒、ファイルサイズは最大100MB、解像度は720p以上。
1分間の動画がユーザーに与える情報量は、テキストの180万語、3600のウェブページに匹敵する▽動画を視聴した人は、視聴していない人と比べ、ブランドへの好意が5倍上がる―という調査結果もあり、イメージ訴求が重要な宿泊業界にとってGoogle My Businessの動画活用をお勧めする。
◆Youtubeバンパー広告
Youtubeバンパー広告は、Youtubeで他の動画の再生前、再生中、または再生後に再生される6秒以下の動画広告になる。この広告をスキップすることはできない。
Youtubeバンパー広告の料金はインプレッション数に基づき料金が発生する。インプレッション単価(CPM)制に基づき、広告が千回表示されるたびに料金がかかる。ブランド認知度を上げたいと、多くの人にリーチしたい場合にお薦めの広告だ。
◆Googleギャラリー広告
Googleは検索広告に画像を使用できるようになった。
▽人が1日に触れる広告の数は5千回、その広告が自分にとって価値があるかないかは10秒で判断している(参照=SabreTips for hotels on driving conversions and creating lasting impressions with travelers)▽人間の脳は文字より画像の方が6万倍の速さで情報処理(理解、判断)する▽人間(消費者)は画像が含まれた情報の方が、記憶に残りやすい▽55%のミレニアル世代は、モバイル端末で購買行動するのに画像がもっとも重要なきっかけになる▽人間の記憶は「見たモノ」の80%は覚えており、これに対して「読んだコト」は20%程度になる。
(参照=マーケティング調査会社Yankelovich,inc、 WordStream Online Advertising Made Easy社の調査データ)
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これまでのキーワードを主としたデジタルマーケティングも重要だが、動画、画像を主としたデジタルマーケティング施策は今後ますます増加していく。宿泊業は、この分野の取り組みが他の業界と比べて遅れているので、先行者利益を得ることができる。
(コレリィアンドアトラクト代表取締役)