平昌冬季五輪が2月9日、韓国・江原道の平昌で開幕した。同日、平昌スタジアムで開会式が開催された。日本から123人(男子52人、女子71人)の選手が参加。閉会式が行われる25日まで15の競技種目が行われる。
日本が冬季五輪で最も多くのメダルを獲得したのは、日本で開催された1998年の長野冬季五輪。金メダル五つ、銀メダル一つ、銅メダル四つの計10個のメダルを獲得している。
今大会では、金メダルを含むメダルラッシュが予想されている。スピードスケートでは、女子500メートルと1千メートルの小平奈緒選手(31)、女子1500メートルの高木美帆選手(23)、女子チームパシュート、男子フィギュアスケートでは連覇を狙う羽生結弦選手(23)、ノルディック複合では渡部暁斗選手(29)、スノーボードハーフパイプでは平野歩夢選手(19)、女子スキージャンプでは高梨沙羅選手(23)らの金メダル獲得が期待される。
交通面では、昨年12月に韓国・ソウルと平昌五輪の会場を結ぶ韓国高速鉄道(KTX)の路線の運行を開始。最高速度250キロで、ソウル市内から雪上競技会場の珍富(ジンブ)まで約1時間20分、氷上競技会場の江陵(カンヌン)まで約1時間50分で結ぶ。五輪期間中は1日51本運行し、合計2万910人の乗客を運ぶ。一部は仁川空港まで直通運転する。
開催地の平昌には、世界各国から外国人観光客39万人、韓国人観光客200万人が来訪する予定。韓国では平昌五輪を起爆剤とした景気の上昇が期待されている。