JTBが8月26日に発表したグループ会社11社計の6月の旅行取扱額は前年同月比で増減なしの1368億1600万円だった。うち国内旅行は0.4%減の791億9500万円となった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は7.7%増。一般団体は10.6%増、教育団体は3.0%増だった。
企画商品は6.2%減で、うちブランド「エースJTB」は5.3%減。取扱人員では8.2%減で、これを方面別に見ると8.2%増の沖縄のみが前年を上回った。特に、14.8%減の関東、13.9%減の北海道、9.8%減の九州の落ち込みが大きかった。
海外旅行は3.7%減の489億900万円だった。団体旅行が14.8%減、企画商品が5.1%増となった。
国際旅行は33.3%増の87億1300万円だった。訪日外国人向け商品「サンライズツアー」の10日付の人員ベースでの予約状況は、7月が0.1%減。先行状況は8月が9.3%減、9月が2.9%増、10月が0.7%増となった。オンライン予約サイト「ジャパニカン」での宿泊人数の都道府県別トップ5は(1)北海道(21.6%、前年同月比3.4%減)(2)東京都(9.8%、同0.4%減)(3)沖縄県(9.7%、同0.8%減)(4)神奈川県(4.7%、同0.9%増)(5)大阪府(4.6%、同0.9%増)。北海道、東京都がシェアを下げた一方、神奈川県、大阪府が堅調に推移した。
2019年度4~6月累計は、総取扱額が4.8%増の4215億1600万円。国内旅行は2.9%増の2469億7300万円、海外旅行が7.3%増の1466億5千万円、国際旅行が9.0%増の278億9400万円だった。