電算インフォメーション(静岡市)が提供しているホテル・旅館システム(PMS)の「満室御礼」。「顧客管理機能の充実が受け、リピーター率の向上を目指すホテル・旅館の皆さまから好評をいただいている」と同社。
その満室御礼はこのほど、新たなオプションとして、アルメックス(東京都品川区)が提供している自動精算機「KIOSK端末」との連携を開始した。今回の連携により、チェックイン時、チェックアウト時のフロントカウンターの混雑の緩和や、データ連携による業務の効率化によりフロントスタッフなど従業員の負担軽減が期待できる。
電算インフォメーションによると、自動精算機は、「都道府県単位で公示されている『宿泊事業者感染防止対策等緊急支援事業』の補助対象にもなっている」。同社は、「非接触チェックイン、アウトの実現が期待できる」と導入を呼び掛けている。すでに、東北地方の有名旅館などに導入が決定しているという。
旅館スタイルの宿泊施設の場合、自動精算機の重厚なイメージがコンセプトにそぐわないといった懸念もあるが、アルメックスでは、フロントカウンターにも設置可能なコンパクトな卓上型バリエーションを用意し、旅館への導入を促している。両社は、「ラグジュアリーなホテルだけでなく、伝統と格式を重んじるような老舗旅館にも、新たなスタンダードとして、自動精算機との連携を提案したい」と話す。
電算インフォメーションでは、今後、「タッチレスチェックインシステム」との連携も予定している。
この件についての問い合わせ先は、電算インフォメーションTEL054(289)2218。
満室御礼との連携が可能となったアルメックスの自動精算機KIOSK端末(左は卓上型)