バーカウンターで活躍
業務用電気給湯システムのパイオニア、日本イトミック(東京都墨田区)は、1948年の創業から「クリーン&グリーン電気給湯」をテーマに、あらゆる施設に最適な電気給湯システムを提供。同社では、シンプルに熱湯(95度)を出湯するだけの機能を実装した電気給湯器「ES―3D」の活用を呼び掛けている。
「コーヒー、お茶を含む飲用用途をはじめ、酒類のお湯割り、カップの温めなど、旅館・ホテルのバーカウンターでの設置に適している」と営業本部次長の谷本洋太氏。大手有名コーヒーチェーン店、飲食店を中心に、広く導入されているという。
主な特長は、水栓部分をテフロンチューブで覆うことや、貯湯タンクから水栓までの給湯管にシリコンチューブを施すことで、放熱ロスを軽減。元止め式でもあるため、水栓を開くと同時に熱いままの湯を供給できる。
また、一般的に元止め式の場合は水栓から膨張水が滴下(ポタ落ち)するが、給湯管と膨張水排出装置(ブローキャッチャー)を専用金具で接続することで滴下を防ぐという特殊構造を実現。水栓はストッパー付きで安全に配慮している。
95度までの湧き上がり時間はおよそ11分。オペレーションにかかるタイムロスを減らす。
外形寸法は、奥行き169×幅200×高さ250ミリで、貯湯量は約3リットル。
製品ラインアップは、本体に専用水栓と逃しホースがセットされたものが基本。
この件についての問い合わせ先は日本イトミック営業本部TEL03(3621)2121。
ES-3D(左)と専用水栓