総取扱額は1%増に 国内旅行は2%減
観光庁がこのほど発表した主要旅行業50社の2017年12月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1・0%増の4364億7354万円だった。内訳は、国内旅行が2・3%減の2609億3703万円、外国人旅行が25・3%増の187億1334万円、海外旅行が4・4%増の1568億2317万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は3連休がなかったことから多くの方面で前年同月を下回った。外国人旅行は、韓国、中国、台湾からの訪日客の取り扱いが好調だったことから、前年実績を大幅に上回った。
総取扱額が前年実績を超えたのは50社中26社だった。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中18社、外国人旅行が37社中20社、海外旅行が48社中32社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比4・1%減の1034億430万円だった。内訳は、国内旅行が6・2%減の708億2651万円、外国人旅行が1・7%増の5億1292万円、海外旅行が1・0%増の321億438万円。
募集型企画旅行の取扱人数は6・5%減の263万9694人。このうち国内旅行は7・2%減の243万9410人、外国人旅行は20・6%増の4万1212人、海外旅行は0・5%減の15万9072人だった。