観光庁が6日に発表した主要旅行業50社の今年3月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1.8%増の5291億1429万円だった。内訳は、国内旅行が2.4%減の3047億5291万円、外国人旅行が9.7%増の235億8202万円、海外旅行が8.0%増の2007億7937万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は3連休がなかったことから多くの方面で前年実績を下回り、その結果前年比減となった。外国人旅行は、昨年4月だったイースター休暇が3月末から始まったことから欧州を中心に取り扱いが好調で、実績を伸ばした。
総取扱額が前年実績を超えたのは50社中21社。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中15社、外国人旅行が33社中19社、海外旅行が48社中30社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比1.6%減の1373億2938万円だった。内訳は、国内旅行が5.2%減の963億782万円、外国人旅行が1.9%減の6億4543万円、海外旅行が8.1%増の403億7613万円。
募集型企画旅行の取扱人数は4.4%減の375万2516人。このうち国内旅行は5.0%減の347万7405人、外国人旅行は14.5%増の4万4306人、海外旅行は2.3%増の23万805人だった。