観光庁が11月13日に発表した主要旅行業49社の9月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比3.6%増の4545億550万円だった。内訳は、国内旅行が6.5%増の2447億7978万円、外国人旅行が28.0%増の236億5911万円、海外旅行が2.3%減の1860億6661万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は北海道を中心に好調で前年実績を上回った。外国人旅行は、ラグビーワールドカップの影響などにより欧米豪を中心に好調で、前年比増。海外旅行は香港でのデモなどの影響で前年割れした。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中28社だった。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中36社、外国人旅行が33社中20社、海外旅行が47社中16社で前年実績を上回った。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比0.5%増の1180億8151万円だった。内訳は、国内旅行が0.8%増の801億1818万円、外国人旅行が11.0%減の3億7396万円、海外旅行が前年と同じで375億8937万円。
募集型企画旅行の取扱人数は2.9%減の279万5694人。このうち国内旅行は3.1%減の259万8956人、外国人旅行は1.7%増の3万4700人、海外旅行は1.2%減の16万2038人だった。