鉄道旅客協会が5月29日に発表した主要旅行業12社の4月の旅行取扱額は、前年同月比4.1%増の2593億6411万円だった。内訳は、国内旅行が0.1%減の1579億7943万円、海外旅行が14.8%増の792億9222万円、外国人旅行が10.0%増の202億3662万円、その他が11.6%減の18億5584万円となっている。
総取扱額が前年実績を上回ったのは、東武トップツアーズ、京王観光、農協観光、読売旅行を除く8社。最も伸び率が大きかったのは阪急交通社で前年比12.7%増だった。
分野別では、国内旅行は日本旅行、東武トップツアーズ、名鉄観光サービス、西鉄旅行、日通旅行、阪急交通社の6社が前年比増となった。このうち日通旅行は2桁増だった。
海外旅行は8社が前年比プラスとなった。JTB、KNT―CTホールディングス、阪急交通社、ジェイアール東海ツアーズの4社が2桁の伸びだった。
外国人旅行は、JTB、日本旅行、KNT―CTホールディングス、東武トップツアーズ、名鉄観光サービス、阪急交通社、ジェイアール東海ツアーズの7社が前年比増。このうち日本旅行以外の6社は2桁以上の大幅な伸びとなった。