【データ】2018年茨城県の観光レクリエーション現況


観光客数は過去最多 消費額は2555億円

 茨城県がこのほど発表した「茨城の観光レクリエーション現況(平成30年観光客動態調査報告)」によると、平成30年の同県の入込客数(延べ人数)は、前年比0.9%増の6183万6千人だった。同県が調査を開始した昭和45年以降、過去最多。観光消費額は2.8%減の2554億7400万円。

 調査は昨年1~12月に実施。四半期ごとに市町村が観光地点や行祭事・イベントの管理者等に対して調べる「観光地点等入込数(延べ人数)調査」と、県内15観光地点を訪れた観光客を対象に四半期ごとにアンケートを行い、属性別の構成比などを算出する「観光地点パラメータ調査」の2形式で行った。

 入込客数の微増要因として同県観光物産課は、従来からの観光地点の入り込み増や公設海水浴場の利用者数が前年を上回ったことを挙げる。入込客数が増加した主な地点としては、筑波山(つくば市、22万7千人増)、公設海水浴場(18カ所、11万8千人増)、みほふれ愛プラザ農産品直売所(美浦村、8万5千人増)など。主要イベントでは鹿嶋まつり(鹿嶋市)が前年比234.7%増の10万400人で好調だった。

 居住地別の入り込み状況は、県内客が2985万2千人で構成比48.3%、県外客が3198万4千人で51.7%だった。県外客の居住地で最も多いのは千葉県で全体の11.0%。以下、東京都(10.4%)、埼玉県(8.4%)が続いた。

 観光地点ごとの重複を除いた数値である実人数での入込客の総数は、2.2%増の4040万9千人だった。実人数の内訳を見ると、宿泊客が構成比12.3%の495万2千人、日帰り客が87.7%の3545万7千人。

 観光消費額について、宿泊の有無別でその金額を見ると、日帰り客は1400億2200万円、宿泊客は1154億5200万円だった。

 パラメータ調査では同県観光に対する満足度について尋ね、3777人から回答を得た。これによると「非常に満足」が46.5%、「やや満足」が32.8%で、8割近い人が満足していることが分かった。

 同県国際観光課が独自に推計した同県の訪日外国人の入込客数は、34万2千人。このうち茨城空港から入国した外国人は5万8千人。

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