「リマインド機能」を追加
宿泊施設向けの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」を提供しているシーナッツは昨年末、団体案件管理システム「TL―GroupTravel(グループトラベル)」を新たにリリースした。従来のTL―リンカーンは主に個人からの予約に対応しているが、新たなサービスは団体予約の案件管理ができるもの。「表計算ソフトや紙などで管理している団体の案件をデジタル化することで、案件管理の効率化を実現する」と同社。すでに、約千軒の申し込みが届いている。
クラウド対応のため複数人による操作が可能。パソコン、タブレット端末などインターネットが使える環境があればリアルタイムで共有できる。過去案件もさかのぼって取り込めるほか、欲しい情報を簡単に探せる簡潔な検索機能も搭載。併せて、各案件の進捗(しんちょく)状況や営業見込みが簡単に分かる機能も搭載。
最近では、団体案件の回答期限が近づいた際にアラートメールが送られる「リマインド機能」を追加した。また、近々に、TL―GroupTravelとPMSの連携が開始される予定。これにより、「管理の一元化が可能となり、業務の効率化が図れる」と同社。
最終的にはTL―リンカーン上で、個人予約と団体案件の在庫管理までを行いたい意向だ。
同社は、2月開催の国際ホテル・レストラン・ショーに出展し、721人の来場があった。やはり、TL―GroupTravelの反響が大きく、その場での申し込みもあったという。
一方のTL―リンカーンの販売も好調だ。現在の導入実績は国内約4200軒、海外(韓国)約200軒を突破している。
TL―GroupTravelはホテレスでも反響が大きかった
予約管理システムの株式会社シーナッツ