◎…4月1日付で現職に。長い歴史を誇るJASRACだが、広報部門の女性のトップは初という。「プレッシャーを感じている。特にこの11月18日には創立80周年の記念式典が開かれる。その前後には(旅館・ホテルなどの)長期契約者表彰なども控える。大変な時に仰せつかった」「当協会の女性職員の地位向上の先鞭(せんべん)になれば」
◎…1994年、地元東京の大学を卒業後入社。立川支部に配属されカラオケ管理を担当。「お客さまからさまざまなクレームやご意見を頂戴したが、その都度ご説明をし、最後に『ありがとう』と言われたときがうれしかった」。その後、大手レコード会社などとライセンス契約の交渉を行う包括契約課、無料コンサート・イベントなどを開催する文化事業部、世界中に100以上ある著作権管理団体からの入金管理や、各国に対しての情報発信などを担う国際部等を歴任。国際部時代は、外国の団体との交渉を担うために海外出張もこなし、日本のアニメの楽曲が想像以上に人気だと知った。
◎…子供のころバイオリンを習っていたが教則本に貼ってあったJASRACのシールに興味を覚えた。また、高校生の時に自主映画を撮影。その際に使う音楽の許諾をもらうためJASRACへ。大学時代、たまたま貼り出してあった求人票を目に留めたことが入社のきっかけ。
◎…温泉旅館は大好き。趣味のスノーボードを終えた後、渋川や伊香保、みなかみなどの温泉をよく訪れた。「海外と比べると日本旅館の『おもてなし』のレベルは全然違う。とにかく細かいことに気付いてくれる」
◎…最近の趣味はカラオケ。休日は自宅近所のカラオケ店でお気に入りの一曲、ちあきなおみの「喝采」を熱唱する。
◎…「旅館・ホテルの皆さまには、カラオケやBGM等を通じて、長年にわたり、作詞家・作曲家への対価の還元にご理解をいただき、心より感謝申し上げる。今後も日本の音楽文化の発展に向けてご協力を賜りたい」
木村部長