空と空気が溶け込む宿
第1070回よその旅館ホテル
――宿は高台に建ちます。
「開業は1979年。温泉旅館は、富山湾、日本海と立山連峰を共に一望できる風光明媚な雨晴の高台に1軒宿としてあります。客室は、最上階に海に面した和室を配した『天の庭』、約5年前にリニューアルしたベランダ付きの『楽瑠別邸 BLANCHE』などがあります。空と海が溶け込む景色をぜひ楽しんでほしいです」
――風呂は。
「パノラマを楽しめるインフィニティ露天風呂からの景色は絶景です。遠くは能登半島が望めます。大浴場は開放感がある洋風の大浴場と、和風の大浴場の二つのタイプがあります。泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、さらっとなめらかな湯です」
――食事について。
「北陸の四季を感じられる食がウリです。冬は寒ブリ、紅ズワイガニ、春ごろだとホタルイカを目当てに訪れる方が多いです。今の時期は、主に白エビ、アワビ料理を提供しており、料理ランクは3段階から選べます。コロナ対策として部屋出しの回数を減らすほか、バイキングを弁当にするなど接触対策をしています」
――客層は。
「年配のリピーターが多いです。また、県内の方が約65%を占めています」
――地域の魅力は。
「高岡は、高岡大仏や国宝・瑞龍寺があるほか、鋳物の町であるなど、北陸の歴史、文化が楽しめます」
――課題は。
「団体が減り、個人・少人数化が進んでいます。両者に対応できるハード、ソフトサービスが必要です」
――今後は。
「地元の方に愛され、慣れ親しんでもらえる旅館運営をぶれずに行っていきます」
【50室、平日1泊2食1万2500円(税別)から】