夕陽、海鮮、トロン温泉
第888回「よその旅館ホテル」
──場所は。
「えりも岬から車で15分。太平洋とえりも漁港を望む、風光明媚な場所にあります」
──宿の特徴は。
「眺望と料理、そしてトロン温泉があることです。眺望は海に沈む夕陽が素晴らしいです。食堂は大きなガラス張り。お風呂も海側はガラス張りで、海と夕陽を一望します」
──料理は。
「地の魚介類を使った刺身など、海鮮料理です。これからの季節は毛ガニと、今年は不漁ですがサケがあります。貝類は年中豊富です。最近はブリも揚がり始めました」
──トロン温泉とは。
「ドイツから薬石を輸入したもので、その効能を売りにしています。切り傷や炎症、リウマチなどに効能があるといわれています」
──サービスで心掛けていることは。
「地のもの、新鮮なものを提供して、お客さまに喜んでいただく、ということでしょうか」
──どんなお客さんが多いですか。
「春と夏は観光のお客さま。ほかはビジネスのお客さまが多いです。観光は道内からも道外からも来られます。最近はフェリーで苫小牧や小樽に着いて、そこから道内を一周する途中で立ち寄る、という方が増えています。外国人の方も月に10名ほど来られます」
──最近の話題は。
「『白い恋人』のパッケージに描かれたハート形のモデルとなった湖がえりも町にあり、ヘリコプターで見るプランが旅行会社から発売されており、好評のようです」
──1泊2食の料金は。
「コースにより異なり、ビジネスコースの素泊まり5千円から、観光コースの料理を入れた1万4千円まであります」
【22室、55人収容】