ジャズとお酒で寛ぎ
第737回よその旅館ホテル
── ジャズの流れる宿ですね。
「温泉街から多少離れており、静かすぎてあまりにも寂しいので流しています(笑)。ジャズを聴きながら、お酒を飲んで、ゆっくりと過ごしてほしいという思いも込めています」
──すぎもと流創作料理とか。
「『束間野会席』といっていますが、早い話が酒のあてになるような料理。呑兵衛が喜ぶような料理ですが、なるべく手をかけず、素材本来の味を生かすよう心がけています。後はお客さまの手間をなるべく省くというのか、お客さまの中には魚の食べ方があまりうまくない人もいますので、たとえば岩魚は頭から尾まで丸ごとたたいて薬味や信州味噌と合わせて提供するとか、工夫しています」
──お酒の種類も多い?
「ちょっとした自慢です。利き酒セットを用意しています。銘酒の岩波や大雪渓などを大吟醸、吟醸、純米の9点セットで、気に入ったものを改めて注文していただければ。ワイン、シャンパンもドゥラモット・ブリュットなどがあります」
「バーひびきにはさまざまなウイスキーを用意しており、自慢のオーディオシステムから流れるジャズを聞きながら、大人の寛ぎをぜひ堪能してほしいですね」
──その他施設も充実していますね。
「ツリーハウス『登夢創屋』や茶室の『かぐや姫』など、好みに合わせて利用していただければ」
──温泉は。
「青石を敷き詰めた露天風呂『月見池』、貸切寝湯『さざれの湯』、木曽の五木を使用した『白糸の湯』などがあり、サラッとした湯で、アトピーにも効能があります」
【客室17、1泊2食1万5900円から】