家族的なふれあいの宿
第699回よその旅館ホテル
──場所は。
「網走国定公園にあり、近くにはオホーツク流氷館、博物館網走監獄、北方民族資料館があります」
──「家族的なふれあいのある宿」とありますが。
「お客さまの顔を見て、具合が悪いようでしたら大丈夫ですかとお声掛けをして、薬を差し上げたり、おかゆを作ったり。お客さまとのふれあいを大事にしています」
──ほかのセールスポイントは。
「料理に力を入れています。地元でとれたカニやホタテなどの海産物をお出しします。また宿の名物として、ジャガイモのバター煮があります。お客さまにとても喜ばれています。ビジネスで連泊するお客さまには、値段を少し安くしても、なるべくボリュームがあるものをと考えています」
──どんなお客さんが多いですか。
「いまは少し下火ですが、アジアからのお客さまが増えました。道内のお客さまは季節を問わず年中。本州のお客さまは7〜9月がピークです」
──予約の手段は。
「インターネットが多いですね。楽天、じゃらん、JTBなどのプランに参加しています」
──経営で苦労していることは。
「震災以降、お客さまの流れが変わりました。若干戻りましたが、まだ100%回復していません。網走だけでなく、どこも大変だとは思いますが」
──これからどんな宿に。
「『漁業と観光の町・網走』をもっとアピールして、うちの名前も残していければと思います」
──1泊2食の料金は。
「観光のお客さまは7900円から1万円の間でお願いしています」
【16室、約50人収容】