昭和の面影を残す建物
第844回よその旅館ホテル
──宿のセールスポイントは。
「昭和元年(1926)に創業しましたので、昭和の良き時代の面影を残した建物と館内の設備が、お客さまにゆったりとした時間を演出します。その一方で、車いすの方も利用しやすいユニバーサルデザインの客室も用意しています」
「本館の露天付き客室『萩の間』は、映画『釣りバカ日誌』の舞台となった部屋として知られています」
──料理について。
「3カ所の湾から捕れる新鮮な魚介類を盛り込んだ会席が自慢です。板長兼代表取締役の私が食材を厳選し、最もおいしくご提供できる調理方法を考えております」
──客層を教えてください。
「20代からシニア層まで、幅広い年齢層のお客さまにご来館いただいております。その中でも、お食事を旅のメーンとしてお考えのご夫婦さまからのご支持が特に多く感じられます」
──立地について。
「大部分のお客さまは自家用車でご来館されますが、シニアの方は送迎サービスを利用されます。お客さまに来館しやすい環境作りに努めています」
「渥美半島は自然豊かで、田園や菜の花畑などの四季折々の花が楽しめます。当館までの経路にも花がたくさん咲きます。当館の近隣では『日出の石門』『恋路ケ浜』など、海をメーンとした観光が主となっています」
──日常心がけていることは。
「創業当時の建物のため、清潔な館内を心がけております。また、多様な経歴を持ったスタッフが、マニュアルでは表せない当館ならではの接客を行うことが自慢です」
【10室。1泊2食付き平日2万5920円から(消費税・サービス料込み)】