自慢の貸切露天、山家料理
第781回よその旅館ホテル
──最も自慢できるものは何ですか。
「敷地内に6カ所ある貸切露天風呂です。昔は貸し切りではない露天風呂でしたが、お客さまの要望で30年ほど前から貸し切りを増やし、今では全ての露天風呂を貸し切りにしました。湯は塩分が含まれる『塩化物泉』です」
「その中でも、最も人気があるのが、鹿股川岸の『らいていの湯』です。眺望の良さが自慢で、テレビ局などの取材も多いです。その他は、山の中腹にある『きりの湯』、近くに現れて見ることができる動物の名を付けた『かもしかの湯』『かわせみの湯』などがあり、それぞれ違う眺望を楽しめます」
── そちらではどのようなことが楽しめますか。
「春は新緑の美しさ、夏は避暑、秋は紅葉と渓谷美、冬はスキーなど、四季を通じて、いろいろ楽しむことができます」
──客層は。
「家族連れが中心で、年配のご夫婦も多くいらっしゃいます。そのため、家族皆で入ることができる貸切露天風呂の人気が高くなります」
──料理の特長は。
「山の中にある宿なので『山家(やまが)料理』として、地元産の野菜や山菜、キノコを使った料理をお出ししています。皆さん牛肉がお好きなので、地元の和牛も用意しています」
──経営していく上で心がけていることはありますか。
「家族で運営している宿ですので、お客さまにも安心してくつろいでいただけるよう、さらにリピーターになって長くお付き合いしていただけるようなサービスができるよう心がけています」
【11室。2人以上で平日1泊2食付き1万1880円(消費税込み)から。入湯税150円が別途必要】