OTAの料金管理も可能
茨城県日立市にある「海づくしの湯 はぎ屋旅館」は太平洋を一望できるロケーションが売りだ。全15室の客室や大浴場で堪能でき、「感動的な日の出、月の出を味わってほしい」と萩庭徹支配人。風呂は海藻エキス入りや天然海水を使用した湯に加え、玉砂利岩盤浴を用意。肌がつるつるになると評判だ。食事は地産地消を基本とし地元漁港水揚げの新鮮な地魚や自家製の無農薬栽培の野菜、県のブランド肉を用いた料理を提供する。
その同館では、鉄道情報システム(JRシステム)が7月に発売した予約サイトコントローラの新製品「らく通With(ウィズ)」を導入。業務の効率化を図っている。
らく通Withは、旅行会社(リアル)と予約サイト(OTA)からの予約や在庫を一つの画面で確認でき、かつ、在庫も一括操作できるもの。OTAは料金管理も可能。予約通知情報は自動的に取り込まれるので予約サイトごとに確認をする手間がない。クラウドで提供するために、従来必要だった専用のパソコンが不要。インターネットが利用できる環境であれば、タブレット端末などからも確認ができ、出張先やフロントなど、場所を選ばずに利用できる。また、予約サイト巡回間隔を大幅に短縮。オーバーブックのリスクが低減されたほか、各種の管理画面表示、検索速度も向上。ストレスなく使えるという。
以前は他社製のサイトコントローラを使っていたが、「らく通は、利用料金が安い。近隣の宿泊施設からも薦められた」と萩庭支配人。「リアルとOTAを一括で管理でき、すべてのエージェントの比較、分析も簡単にできる。また、らく通を導入して日は浅いが、今後の導入効果に期待を寄せている」と評価する。
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