東武トップツアーズは、東京都と神田川・環状七号線地下調節池見学会「見学者拡大パートナー」の協定を締結し、23日から特別見学ツアーを実施する。
神田川・環状七号線地下調節池は、水害が多発した神田川中流域の水害に対する安全度を向上させるために、環状七号線の道路下(地下3440メートル程度)に整備された延長4・5キロ、内径12・5メートル、貯留量54万立方メートルの巨大な地下トンネル。 大雨の際、川から溢れた水をいったん地下トンネルに貯留させ、周辺地域の洪水被害を防ぐ。貯留した水は、川の水位が低下してからポンプを使い排水する。
見学ツアーは、来年2月までの間に3コース・全18回を予定。各コースともにテーマを設け、観光を楽しみながら東京都での河川事業の取り組みや河川施設の役割などをより深く知ってもらう内容。
設定コースは「巨大インフラ探求の旅~神田川・環状七号線地下調節池と首都圏外郭放水路」「地域の魅力をめぐる~神田川・環状七号線地下調節池と古刹・深大寺」「東京の水辺事業を体感~神田川・環状七号線地下調節池と隅田川橋梁群ライトアップクルーズ」。設定日は、11月23日、12月14日、来年1月11、25日、2月8、22日の6日間。
同社は、2018年から国が管理する治水施設「首都圏外郭放水路」に関して見学会の企画運営に携わっており、インフラ施設を観光資源として活用していく取り組みを積極的に展開している。